資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (502 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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認できず。腹痛は認めていたが限局していなかったことから、虫垂炎の可能性は低いと考え
CT は未施行。経口摂取困難が続いており、入院。補液、整腸剤内服、解熱鎮痛剤による対症
療法で経過観察した。
2021/11/18 一旦症状は軽快傾向。
2021/11/19 発熱を認め、右下腹部から臍下部への痛みが持続。血液検査、腹部レントゲン
検査、腹部超音波検査などを施行。炎症反応は高値で腹水貯留を認めた。腹部超音波検査で
下腹部に腫瘤を認め、精査のため造影 CT を施行。虫垂炎穿孔及び膿瘍形成の診断に至り、外
科へ転科。膿瘍形成していたため、抗菌薬静脈内投与を開始。以降、症状は改善傾向で経口
摂取も進んだ。
2021/11/27 内服抗菌薬へ変更。同日夕方、再度発熱を認めた。その後、熱型増悪を認め
た。
2021/11/29 広域の抗菌薬静脈内投与へ変更。しかし、血液検査データや熱型の改善なし。
再検した腹部造影 CT 検査でも膿瘍腔の拡大を認めた。
2021/12/01 腹腔鏡下虫垂切除術および膿瘍ドレナージ術を施行。
2021/12/10 手術後の経過は順調で全身状態良好なため、軽快退院。症状の回復を認めた。
発熱、穿孔性虫垂炎、腹腔内膿瘍の転帰は、回復。
追跡調査予定なし。
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