資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (555 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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福岡県透析医学会学術集
会・ 総会」で発表された症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当として
報告するものである。
ANCA 関連血管炎及び急速進行性糸球体腎炎は企業により重篤と判断された。
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急速進行
80 歳女性。もともと腎機能障害は指摘されていなかった。20XX 年 6 月 7 日に Covid19 ワクチ
性糸球体
ン(商品名不明)2 回目の接種を終えた。ワクチン接種後より倦怠感、下痢等の症状が出現し
腎炎;
改善なく経過、歩行も困難となっていた。6 月 28 日自宅で転倒し右上腕骨骨折を発症、7 月 2
日に当院整形外科で骨接合術を施行された。術前腎機能は Cr 3.9 mg/dL、eGFR 9.3 で炎症所
抗好中球
見(CRP 14 mg/dL)を伴っていた。術後も腎機能は進行性に悪化し乏尿となったため 7 月 17 日
細胞質抗
(Cr 6.9 mg/dL)より血液透析を開始した。7 月 28 日に MPO-ANCA >300 IU/mL が判明し同日よ
体陽性血
りステロイドパルス及び mPSL 大量療法を開始、血液透析を継続しつつ血漿交換(単純及び選
管炎
択的血漿交換)、リツキシマブ投与を開始し炎所見は改善、腎機能障害以外の臓器障害を併
発せずに経過している。
COVID-19 ワクチン接種後に発症した ANCA 関連血管炎による急速進行性糸球体腎炎を経験し
た。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、「第 239 回
日本神経学会関東・ 甲信越地方会」で発表された症例であり、商品名
が特定されていないため、自社製品相当として報告するものである。
多発性脳梗塞は企業により重篤と判断された。
57 歳男性患者が、SRAS-CoV-2 mRNA ワクチン(商品名不明)接種後に好酸球増多症及び多発
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脳梗塞
性脳梗塞を発症した。
処置、経過、転帰等の詳細は不明である。
患者の合併症及び併用薬の情報は不明である。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
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