資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (603 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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日付不明、血小板数(15.8-34.8):22.4 x 10^4/mm^3(正常)、22.4 x 10^4/mm^3。
日付不明、ポリメラーゼ連鎖反応:陰性(陰性)。COVID-19 に対し陰性。
日付不明、総蛋白(6.6-8.1):7.2 g/dL(正常)7.2 g/dL。
日付不明、赤血球数(386-492):429 x 10^4/mm^3(正常)429 x 10^4/mm^3。
日付不明、遊離サイロキシン(0.7-1.8):1.6 ng/dL(正常)1.6 ng/dL。
日付不明、遊離トリヨードチロニン(2.0-4.5):2.8 pg/mL(正常)2.8 pg/mL。
日付不明、尿中ケトン体:陰性(陰性)。2回目ワクチン接種から 8 週間後、尿中ケトン体
は陰性。
日付不明、白血球数(3,300-8,600):6,600/mm^3(正常)6,600/mm^3。
報告者は 1 型糖尿病(初発 1 型糖尿病)と mRNA-1273(COVID-19 ワクチンモデルナ筋注)
(不明)とは関連性ありと判断した。倦怠感(1 回目及び 2 回目のワクチン接種翌日、患者は
微熱及び倦怠感あり)及び発熱(1 回目及び 2 回目のワクチン接種翌日、患者は微熱及び倦怠
感あり)についてはこれ以上の因果関係評価は提供されなかった。
報告者より併用薬の使用については提供されなかった。
患者は日系であると報告された。糖尿病や自己免疫疾患の家族歴はなかった。患者はモデル
ナ COVID-19 ワクチンを 4 週間隔で 2 回投与されていた。患者は 1 回目及び 2 回目のワクチン
接種翌日、微熱及び倦怠感を呈したが、数日で回復した。2 回目のワクチン接種から 7 週間
後、食欲不振、倦怠感、悪心及び嘔吐を認め、体重が 1 か月で 2 kg 減少した。2 回目ワクチ
ン接種から 4 週間後、血糖コントロールが悪化し始め、2 回目ワクチン接種から 8 週間後、バ
イタルサインは安定していたものの、臨床検査をいくつか実施したところ、1 型糖尿病の発症
が示唆された。非結核性マイコバクテリア感染の増悪等の感染の所見は認めなかった。患者
に糖尿病性細小血管合併症及び自己免疫性甲状腺疾患はなかった。患者の親類に糖尿病や自
己免疫疾患を有している者はいなかった。
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