資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (537 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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も病巣が認められた。皮膚科医の評価した乾癬面積重篤度指標は、23.1。関節腫脹と圧痛は
みられなかったが、カナダ腱付着部炎脊椎関節炎研究コンソーシアム指標 8 の腱付着部炎を
認めた。仙腸関節圧検査では両側性に陽性。血液検査で、CRP 値 4.90 mg/dL、赤血球沈査率
56 mm/h を認めた。細菌感染マーカー検査及びウイルス感染マーカー検査、抗核抗体検査、リ
ウマチ因子検査、抗サイクリックシトルリン化ペプチド抗体検査、ヒト白血球抗原-B27 検査
は陰性。仙腸関節部の X 線撮影では両側性に狭窄が認められた。頚部磁気共鳴画像法(MRI)で
は、頚椎棘間腱上に増強効果、及び仙腸関節 MRI で両側性に仙腸関節炎を認めた。これらの
所見より、乾癬性脊椎関節炎の増悪と診断、イキセキズマブの治療により、良好な治療効果
が得られた。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、「第 116 回
近畿血液学地方会」で発表され「臨床血液,63(2):2022」に掲載さ
れた症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当として報告するものであ
る。
同文献から他に 2 例報告されている。
免疫性血
小板減少
22628
症;
状態悪化
免疫性血
ITP 増悪は企業により重篤と判断された。
小板減少
症;
骨髄異形
症例 1:mRNA ワクチン(商品名不明)接種後に ITP 増悪をきたした 84 歳男性。MDS-RS-SLD に
成症候群
合併した ITP に対し、PSL 5 mg + Epag 37.5 mg 投与で血小板 10 万/μL 程度で推移。2021 年
6 月下旬に mRNA ワクチン 2 回目接種。2 日後から血痰自覚。9 日後に外来受診した際に血小板
0.1 万/μL と減少を認め、IVIg 4 mg/kg 5 日間と PSL 0.5 mg/kg 開始。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、「第 101 回
神奈川腎研究会
第 37 回
神奈川県透析施設連絡協議会」で発表され
た症例である。
急速進行
22629
性糸球体
腎炎
腎炎
21 歳女性。
【主訴】肉眼的血尿。
【現病歴】小学生時に腎炎の既往あるがその後検診で異常を指摘されたことはない。7 月本剤
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