資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1067 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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IVIg 前後で、電気生理学的著変を認めず、造影 MRI の神経根肥厚も同
様であった。
一方で、つま先立ちが可能となり、握力が 30kg を超えるなどの変化が
認められ、わずかに症状改善傾向にあった。
他大学へ糖脂質抗体計測を依頼した。
2022/05/13、自宅退院となった。
ギラン・バレ症候群(GBS)調査票:
臨床症状は、筋力低下を来した上肢や下肢における深部腱反射の低下
または消失であった。
報告時点までの症状の極期における Hughes 機能尺度分類(当てはまる
ものを一つ選択)は、不明であった。
疾患の経過は、単相の疾患パターンを有し、筋力低下の発現から最悪
の状態までの間隔が 12 時間から 28 日間であって、その後に臨床的安
定期を迎えた(報告時点までの内容を元に選択)。
患者は、電気生理学的検査(2022/04/21、結果は GBS と一致した:運
動神経伝導速度の低下、遠位潜時の延長、伝導ブロック)、髄液検査
(2022/04/20、結果は細胞数 1/uL、糖 73mg/dL、蛋白 71mg/dL であっ
た。蛋白細胞解離あり:検査室正常値を超える CSF 蛋白質レベルの上
昇および、50 細胞/mcL を下回る CSF 総白血球数)、画像検査(磁気共
鳴画像(MRI))(2022/04/25、馬尾の造影病変。部位は腰仙髄であっ
た。所見は、神経根や馬尾の一部に増強効果を認め、馬尾はやや肥厚
していた。脊髄萎縮はなく、L3-5 神経根で両側対称性の肥厚と造影効
果を認めた。馬尾肥厚があった)、自己抗体の検査(2022/05/09、抗
GM1 抗体は陰性であった。抗 GQ1b 抗体検査は陰性であった。糖脂質抗
体は陰性であった)を含む検査を受けた。
鑑別診断は、はいにチェックが入れられた。
患者に先行感染はなかった。
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