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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1409 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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2022/02/23 に 3 回目のワクチン接種を実施した。

その日の夜から徐々に体調悪化し、翌日には労作時呼吸苦が出現し、
2022/02/25 には夜間喘鳴も認めた。

2022/02/26 に喘鳴は一旦軽快も、その日の夜に再燃したため、
2022/02/27 未明に救急要請した。

酸素飽和度は、酸素 6L で 88%-90%であった。

徐々に症状は改善したが、入院後に巨大陰性 T 波が出現した。

2022/02/28、2022/03/07 の心エコーでそれぞれ EF 38.5%、19.3%であ
り、びまん性心室壁運動低下であった。腎機能悪化があり冠動脈造影
は施行していないが、心筋シンチグラフィでは虚血を疑う所見なしで
あった。

その後の経過で緩徐に心機能は改善しているが、総合的に判断し、ソ
ル・メドロール投与に対する反応性がよかったことを加味し、循環器
内科にも相談の上、タコつぼ型心筋症や心筋虚血ではなく、急性心筋
炎と診断した。

患者は喘息の既往があり、喘息大発作としてベネトリン吸入、ソル・
メドロール静脈注射、ボスミン筋肉注射などの処置が施行された。

2022/07/27, 事象の転帰は回復したが後遺症ありであった。(EF は
43.2%まで改善した。病前の心機能は不明だが、病前は健康に歩けてい
たのが、労作時呼吸苦で歩ける距離が大幅に減少した。)

報告医師は事象を重篤(死亡につながるおそれ、障害、2022/02/27 か
ら 2022/03/24 まで入院)と評価し、事象は BNT162b2 と関連ありと評
価した。

他要因(他の疾患等)の可能性は無かった。

反応は製造販売業者に報告されなかった。

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