資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (499 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
のワクチン接種や病気、服薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況)は
報告の通りであった。
2021/03/29(2 回目のワクチン接種日)、患者は COVID-19 免疫のため
2 回目の BNT162b2(コミナティ、注射剤、ロット番号不明、不明の接
種経路、単回量)を接種した。
2021/03/29(ワクチン接種日)、ギラン・バレー症候群が発現した。
2021/07/27(ワクチン接種の 120 日後)、入院した。
2022/07/14(ワクチン接種の 472 日後)、事象の転帰は軽快であっ
た。
事象の経過は以下のとおり:
患者はベーチェット病の既往があった。
2018/11 頃から、高クレアチンキナーゼ血症があり、他院で筋炎として
加療されていた。
2021/03/29、ワクチン接種後から筋力低下の悪化あり、ステロイドや
免疫抑制剤などで加療するも改善なく、
2021 年、入院精査をおこなった。
神経伝導検査では軸索型ニューロパチーが示唆され、一方筋生検では
非特異的ミオパチーが疑われた。
内服薬の整理、IVIg を行い経過をみていくと症状は改善がみられた。
経過および抗ガングリオシド抗体が陽性であることから、軸索型ギラ
ンバレー症候群の可能性が高いと考えられた。
報告医師は事象を重篤(2021/07/27 入院、2021/08/13 退院)と分類
し、事象と BNT162b2 との因果関係を関連ありと評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性は「糖尿病性ニューロパチー、腎性ニ
499