資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (940 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Vol:56th、pgs:218 の表題「ワクチン関連肩関節障害の治療経験」から
の文献報告である。
2021/07/29、63 歳の男性患者は、COVID−19免疫のため
BNT162b2(コミナティ、2 回目、単回量、ロット番号:FD0889、有効期
限:2021/09/30、63 歳時)を接種した。
ワクチン投与関連
肩損傷;
患者の関連する病歴および併用薬は報告されなかった。
ワクチン接種部位
疼痛;
ワクチン接種歴は以下を含んだ:
ワクチン接種部位
紅斑;
コミナティ(1 回目、ロット番号 EW0203、有効期限 2021/09/30)、接
種日:2021/07/08、COVID−19免疫のため。
ワクチン接種部位
腫脹;
20452
末梢性ニューロパ
新型コロナワクチン接種部位に痛みや腫脹、上肢運動制限等の一時的
チー;
な副反応は多く見られた。
滑液包炎;
一方、長期に持続するワクチン関連肩関節障害(SIRVA)は、滑液包内
注入や免疫反応による滑液包炎など肩関節軟部組織の障害が主な
睡眠障害;
原因とされた。
神経痛;
当科に紹介された SIRVA 患者は、エコー画像上軽度の滑液包炎があっ
軟部組織障害;
たが、上外側上腕皮神経障害が痛みの原因だと考えられた。
関節可動域低下
上外側上腕皮神経ブロックとパルス高周波法により鎮痛した一症例を
経験したので報告する。
新型コロナワクチン 2 回目の接種直後より痛み、肩関節可動域制限と
睡眠障害を発症した。
接種 1 ヵ月後に接種部位に径 1cm の発赤腫脹が出現し自然軽快した。
鎮痛薬が無効で当科に接種 3 ヵ月後に紹介された。
940