資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (336 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2022/07/29 (ワクチン接種の 4 か月と 3 日後)、事象の転帰は「死亡」
であった。
事象の経過は以下のとおり:
2021/01/19、患者は重症 COVID-19 肺炎を発現し、挿管人工呼吸器管理
も要した。ステロイド投与などが行われた。在宅酸素治療が導入さ
れ、2021/05/08、退院した。
(その後)ステロイドは漸減され、 2021/09 にステロイド off となった
(報告のとおり)。
2021/07、患者はステロイド投与時期に 2 回目ワクチン接種をした。
2022/03/26、3 回目ワクチン接種をした。
2022/04/04、咽頭痛を自覚した。
2022/04/05、状態が悪化し、患者は他内科院から報告病院に紹介とな
った。当初抗菌薬治療が行われたが、陰影は拡大した。
2022/04/08 より、ステロイド投与が mPSL125mg から開始され、80mg に
漸減された。
2022/04/11、陰影がさらに拡大し、感染所見乏しいことが確認され
(報告の通り)、ステロイドパルスが実施された。反応性は悪かっ
た。
2022/04/13、IVCY 投与以後、ステロイドパルスが 4 回実施され、IVCY
パルスが 4 回実施された。その間、肺の線維化が進行した。
2022/05/23 より、ニンテダニブが投与された。
2022/06/27、IVCY 後、好中球減少症が発現した。感染治療が実施され
た。しかし、呼吸状態改善は乏しく、HFT が使用された。FiO2 が 45%以
下にはならず、感染合併などもあり再度増悪した。NPPV が使用され、
換気補助をしたが、肺が固く CO2 を貯留した。
2022/07/29、患者は死亡し、退院となった。
336