資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (344 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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考えた。根拠は上記の通りである。
解剖報告書は以下の通りである:
2022/03/20、剖検は実施された。
死因:
大動脈解離による心タンポナーデで死亡した。
1)上行大動脈左から後壁に長軸垂直方向に 2.5cm の内膜亀裂が認めら
れ、動脈中膜の解離を引き起こした。大動脈起始部の背面で外膜破裂
が認められ、上下 1.3cm であった。
2)心膜腔内に暗赤色軟凝血と赤色水様液の貯留が認められ、合計 730mL
であった。
3)心臓(458g)の冠状動脈は軽度に硬化するが、明らかな狭窄や閉塞な
しであった。左心室心筋の割面に出血や線維化巣などの病変は肉眼的
には指摘できない。心外膜は前面・背面ともに白色線維にて不整が認
められた。
4)脳脊髄液は無色透明であった。
5)心臓血(左:約 10mL、右:約 30mL)は暗赤色で流動性を保った。軟
凝血を混じないことが認められた。
6)肺臓(左:535g、右:637g)の割面に肺炎像や腫瘍像を認めなかっ
た。
7)頭蓋・胸郭・脊柱・骨盤に骨折は無かった。
8)胸腹膜腔に淡黄赤色水様液貯留が認められた。
9)舌骨および甲状軟骨に骨折は無かった。
10)胃内に灰緑色粘稠物 40mL があった。
以上。
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