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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (343 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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報告者は、心不全を重篤(入院)と分類した。しかし、患者は入院を
勧められたにもかかわらず拒否した。

2022/03/19 09:47 頃、患者は自宅の台所において右側臥位にて死亡し
ているのを発見された。

2022/03/19(09:51)、救急要請がされた。

2022/03/19(09:58)、救急隊が到着した。患者の死亡が確認された。

救急隊到着時の状態は、心肺停止であった。

搬送手段:搬送しなかった。

死亡時画像診断は実施されなかった。

患者は 1 週間前から体調不良のため、2022/03/15 に地元のクリニック
を受診した。

心不全の診断に基づいて、入院を勧められたが、患者は拒否した。

2022/03/18、利尿剤の投与後、症状は改善した。心不全の数値も良く
なっていた。翌朝には、死亡しているのが発見された。

2022/03/19、行政解剖は施行された。死因は、大動脈解離による心タ
ンポナーデと診断された。

組織検査にて心膜、心外膜に炎症細胞浸潤が認められた。

同様の所見を大動脈壁にも認めた。

炎症による動脈中膜の破綻が認められた。

免疫組織化学法では炎症細胞はマクロファージ、T 細胞、B 細胞が主で
あり、ワクチン関連心筋炎の組織所見に類似していた。

以上より、心膜炎の炎症が心蓋内の大動脈基部に波及し、大動脈壁の
ぜい弱化を来たし、大動脈解離の原因になったのではないかと考え
た。

ワクチン接種と死亡との因果関係に対する医師の考察(判断根拠を含
む):

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