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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (127 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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(1) 心臓血を用いた血算の検査で、白血球数は 5100、赤血球数は
4310000(2021 年、日は不明)、血色素量は 12.7g/dL(2021/09/17、
剖検時、死体血)、血小板数は 95000(2021/09/17)、CPR は 0.1mg/dL
であった(剖検時、死体血)。

(2) 心臓血中及び尿中のアルコール(ガス・クロマトグラフィー)は
陰性であった。

(3) 薬毒物簡易検査キットを用いた尿中の薬毒物検査は陰性であっ
た。

(4) 病理組織学的検査で、冠動脈に中等度の内膜肥厚を認めた。

COVID-19 抗原:陰性(剖検時)。(いずれも 2021 年、日は不明)

心臓は左室後壁に線維化巣が散在した。左室流出路及び中隔では細小
冠動脈周囲の微小線維化を認めた。右室流出路では広範な収縮帯壊死
及び波状走行を認めた。腎臓では皮髄境界部がうっ血性で、近位尿細
管上皮の壊死を認めた(ショック腎の所見)。頸動脈に軽度の内膜肥厚
を認めた。その他の内臓諸臓器はうっ血性の他、特記すべき異常を認
めなかった。

報告医師は、事象を重篤(死亡)に分類して、事象と BNT162b2 との因
果関係は関連ありと評価した。

他要因(他の疾患等)の可能性の有無は、以下の通りだった:

本屍の死因は、虚血性心疾患と考えられた。ワクチンの副反応の影響
が疑われた。

もう 1 人の医師は、死因を報告した:

致死性不整脈。

事象虚血性心疾患、溢血点、皮下出血、心臓内に暗赤色流動性血液が
貯留、ショック、心肺停止、致死性不整脈の転帰は死亡で、他の事象
の転帰は不明であった。

この過程においてワクチン接種が多少なりとも影響を及ぼしたと考え
る。

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