よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (583 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2021/04/26 午後、患者は 1 回目の bnt162b2(注射剤、ロット番号入手
不可)を接種した。

ワクチン接種時は、接種部位に疼痛があったが左上肢の電撃痛はなか
った。同日の夜から左上腕痛、左上肢疼痛となり、3 日間ほど続いた。

その後、疼痛は少し減じたが、その後左手指の動かしにくさを自覚し
た。

2021/05/06(同年)、当院を受診、左第1,2背側のしびれと疼痛あ
り、左に下垂手あり。外傷性橈骨神経麻痺と診断された。内服加療等
を行い、手背の伸展と手指伸展には改善がみられるが、左手の軽度筋
力低下や姿勢時振戦、動作時振戦は残存し、左手の巧緻運動の障害が
みられた。

被疑ワクチンの初回接種日前の 4 週間以内にその他のワクチン接種は
受けなかった。

事象発現前の 2 週間以内に投与した併用薬は以下を含んだ:継続中、
高尿酸血症用薬(薬名不明)、高尿酸血症にて使用、開始日不明、投
与経路経口。

事象に対して受けた関連する他の診断検査や確認検査は以下を含ん
だ:2021/05/20、神経伝導速度検査を実施し、結果は異常なしであっ
た。

2021/04 末頃、発現時刻不詳、左橈骨神経麻痺が生じた。

事象に対して新たな薬剤/その他の治療/処置を開始する必要があり、
メチコバール、リボトリールおよびフィコンパの内服を含んだ。

報告者は事象を非重篤と分類した。

報告者は発症に至る経緯より推測したことを理由として、ワクチンと
事象との因果関係を関連ありと評価した。

報告したその他の医療従事者は、以下の通りコメントした:

発症に至る経緯からみて、事象はワクチン接種により生じたものと考
えられる。

583