資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (145 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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入院中に使用した薬剤は、細胞外液の補液及びアセトアミノフェンの
みであった。第 2 病日に施行した心臓造影 MRI では、左室に限局する
炎症像を認め、心筋炎として矛盾ない結果であった。心機能異常や心
電図変化は終始認めなかった。入院期間は 5 日間であった。
2022/08/16 の追加情報で報告された情報は以下のとおり:
報告された心筋炎は劇症型ではない。
4 週以内のワクチン接種は以下のとおり:
2021/10/10、COVID−19 mRNA ワクチン(ファイザー、バッチ/
ロット番号不明、投与 1 回目、三角筋に筋肉内投与)を接種した。
2 週間以内に投与した併用薬はなかった。
病歴は心筋炎、心膜炎、発現日は 2021/11/02、終了日は 2021/11/08 で
あった。
家族歴はなかった。
関連する検査は以下のとおり:
2021/11/03、血液検査を実施、結果は異常であった(心筋逸脱酵素の
上昇)。
2021/11/03、冠動脈造影検査を実施、結果は正常であった。
2021/11/04、心臓 MRI 検査を実施、結果は異常であった(後下壁の心
筋炎)。
2回目のワクチン接種後に発生した有害事象:
2021/11/02(ワクチン接種 2 日後)、心筋炎と心膜炎を発現した。
報告者は、事象を非重篤(6 日間の入院)と分類した。
事象は救急治療室の受診を要した。
報告者はワクチンと事象との因果関係は関連ありと評価した。
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