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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1430 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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感、咳嗽が出現し 2 週間続くため当院を受診した。メチルプレドニゾ
ロン 500 mg を 3 日間静脈投与後、後療法として 40 mg のプレドニゾロ
ン内服で治療を開始した。治療開始後ただちに症状・炎症所見は改善
し、8 週で尿潜血や尿蛋白は消失し、MPO-ANCA は 10.0 U/mL まで減少
した。

SARSCoV-2 に対する mRNA ワクチン接種後に血管炎を発症した症例が数
例報告されている。環境因子や遺伝的素因のある患者において、免疫
応答で惹起されたサイトカインが白血球を活性化し、好中球細胞外ト
ラップ(NETs)を介し ANCA 形成に繋がった可能性がある。

Pfizer/BioNTech SARS-CoV-2 ワクチン接種後に MPO-ANCA 血管炎を発症
した症例を経験した。因果関係の証明は難しいが、mRNA ワクチン接種
後には様々な免疫反応が起こり得る。発症早期の腎生検により血管炎
と診断し、早期に治療介入を開始できた。

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