資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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いた。倦怠感での受診をきっかけに採血検査を施行した。
高度の徐脈と甲状腺機能低下を認めた。mRNA 製剤の副作用には自己免
疫疾患心筋炎が知られ、今回の症例との関与は否定できない。
したがって、本症例を報告した。
報告医師は、本事象を重篤(入院の原因(2022/05〜2022/06/17)およ
び障害につながるおそれ)と分類し、本事象は bnt162b2 と関連ありと
評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性は以下のとおり:
糖尿病とアトピー性皮膚炎、高血圧で通院中であった。
報告医師は以下の通りコメントした:
患者の状態は、毎月の定期的な通院中には安定していたが、倦怠感を
主訴に来院した。
血圧は、132/30mmHg、38/分の徐脈を認めた。
Hb 11.1g/dL〜9.6g/dL。D-ダイマー 2.88ug/ml の高値であった。GO
T 56U/ml、GPT 114U/L、TSH 100 以上、fT4 0.24、TgAb
1360IU/ml、CRP 0.24mg/dL〜3.39mg/dL であった。
甲状腺エコーでは、甲状腺嚢胞、甲状腺萎縮を認めた。
HbA1c は 7.2%であった。患者はプライバシー病院に紹介され、ペース
メーカー挿入術の適応となった。
2022/08/24 の追加情報にて、報告された心筋炎は、劇症型に該当しな
いと報告された。
患者が接種したCOVID−19ワクチンの製品名は不明であった。
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