資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1170 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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9.8 と心筋逸脱酵素のわずかな上昇認められ、エコーより EF 51%、
mild TR と年齢に比して軽度の壁運動低下認められたことから、ワクチ
ン接種後心筋炎の疑いにて経過観察目的で当院搬送入院となった。
2022/05/14、学校健康診断実施の心電図取り寄せ、入院後の心電図と
の比較にて明らかな変化あり。急性心筋炎の診断となった。
2022/05/17、保存的加療にて軽快した。経過フォローとして外来にて
MRI検査予定とし退院の方針となる。
2022/06/06、心臓 MRI、採血実施するも異常認められなかった。
2022/07/25、心電図、採血、CT実施するも異常認められず。一旦終
診、有事再診となった。
2022/07/25(ワクチン接種から 79 日後)、事象の転帰は回復であっ
た。
報告者は、事象を重篤(2022/05/10 から 2022/05/17 まで入院)と分類
し、ワクチンと事象との因果関係はありと評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性はなかった。
報告者コメント:
3回目投与実施までは特に異常なく、先行する感冒症状も認められて
いなかった。
当時入院時のトロポニンT0.219ng/ml と軽度上昇認め、心電図でST
上昇みとめられるものの早期再分極ともとれる所見あり。学校検診時
の心電図との比較からも、今回のエピソードはワクチン接種に起因し
た急性心筋炎の診断に矛盾はないと考える。
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