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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (188 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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患者は基礎疾患(外来治療を継続)として、関節リウマチとSLE
(全身性エリテマトーデス)があった。

2021/09/11(COVID−19ワクチンによるワクチン接種 25 日
後)、進行する全身性関節痛、四肢不全麻痺と意識障害を発症し、経
過で汎血球減少(汎血球減少症)、フェリチン高値ながら血球貪食症
候群の診断に至った。

2021 年(ワクチン接種後)、患者は病院に入院した。

免疫抑制治療と抗ガン剤治療を施行するも、再燃をくり返し、全身状
態が悪化し、死亡した。また、剖検にて多数臓器に及ぶ悪性リンパ腫
浸潤が見つかり精査中であった。

報告医師は、事象血球貪食症候群を重篤(入院)と分類し、本事象と
BNT162b2 との因果関係は関連ありと評価した。

他要因(他の疾患等)の可能性はSLEであった。

報告医師は、以下の通りにコメントした:

自己免疫疾患を基礎疾患とする患者へのワクチン接種が免疫賦活作用
を果たすことで、全身炎症疾患の発症に至った可能性がある。

追加情報:[症例]61 歳女性は、47 歳時に SLE(脊髄炎)を発症し、報告
者の診療科に通院していた。

X 年 7 月と 8 月に、患者は COVID-19 ワクチン(ファイザー)を接種し
た。

8 月末、全身の関節痛と両下肢脱力が出現した。

9 月に意識レベル低下を認め、両下肢脱力が増悪したため、患者は報告
者の病院の救急治療科に搬送された。

意識障害(JCSIII-300)、40 度の発熱、右共同偏視、右上下肢間代性痙
攣、左上下肢麻痺を認めた。

造影 MRI にて、右頭頂葉皮質に高信号域を認めた。

髄液検査では、細胞数 9/uL(多核球 0/uL、単核球 9/uL)、IgG

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