資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1464 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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臨床経過:
翌日(1 日目)、彼女は、生ヒラメを夕食に食べた。ヒラメは、彼女の
友人によって提供された。
2 日目、2 時頃、彼女は浮腫状まぶたとそう痒を伴う全身の蕁麻疹のた
め、総合病院の救急部門を受診した。
彼女は、蕁麻疹に対する SARS-CoV-2 ワクチン接種の有害事象について
非常に心配であると言った。
蕁麻疹の臨床診断は、全身に炎症を起こした発疹、顔面の血管腫脹、
スクラッチテスト陽性に基づいてされた。
主治医は、SARS-CoV-2 ワクチン接種または 1 日目の夕食でのヒラメに
対するアレルギー反応を疑った。
ヒドロキシジン塩酸塩注入を、投与した。
蕁麻疹は、注入後すぐに消えた。
彼女は抗ヒスタミン剤を与えられ、帰宅した。
医師は、彼女に翌日クリニックを受診するよう求めた。
3 日目、彼女は軽度心窩部痛のために外来診療所を受診したが、蕁麻疹
は見られなかった。
アニサキス症が鑑別診断であったので、上部消化管内視鏡検査(EGD)
が実施された。
EGD では、胃に 10 匹のアニサキス幼虫を認めた。
彼女の病歴に食物または薬物アレルギーがないことが、再確認され
た。
胃粘膜のすべてのアニサキスは、EGD にて取り除かれた。
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