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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (988 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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リウマチ因子検査および抗環状シトルリン化抗体検査は、陰性であっ
た。

超音波検査では、両側の二頭筋腱鞘炎が明らかになった。

臨床所見は、リウマチ性多発筋痛と一致していた。

プレドニゾロン(15mg/日)経口投与を開始した。

数日後、多関節痛はおさまり、プレドニゾロン投与は 1 ヵ月以内に
10mg/日に減った。

しかしながら、プレドニゾロン開始の 1 ヵ月後、彼は筋力低下を発現
し、嗄声が進行した。

症状は急速に進行し、彼は 2 回目の入院の 5 日前に、補助なしで地面
から立ち上がることができなくなった。

身体的診察では、深部腱反射の消失および片側の声帯麻痺を伴う遠位
優勢の脱力が明らかになった。

ガワーズの検査は陽性であった。

彼はギラン・バレー症候群と診断され、免疫グロブリン静脈内投与に
て治療を行った。

関連症状は 2 ヵ月後におさまり、彼は現在リハビリテーション計画に
参加している。

本症例における 2 つの異なる自己免疫疾患の進行がCOVID−19
mRNA ワクチン接種に起因したかどうか、もしくはただの偶然であった
かどうかは、不明なままである。

しかしながら、我々の症例は、ひとりの患者に 2 つの自己免疫疾患が
生じるかもしれないという臨床的な重要性を強調する。

COVID−19 mRNA ワクチンとリウマチ性多発筋痛およびギラン・
バレー症候群との因果関係を断定するために、更なる調査が必要であ
る。

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