資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
死因に対する考察および医師の意見(判断根拠を含む):剖検結果か
ら、冠動脈の血栓閉塞、心筋壊死あり、心筋梗塞による死亡と考えら
れた。
ワクチン接種と死亡との因果関係に対する医師の考察(判断根拠を含
む):プラーク破たん像が明確であり、生活歴(多量飲酒、ジャンク
フード)からも高リスクと推測された。したがって、死亡はワクチン
接種との直接的関連は考えにくかった。
事象心筋梗塞の転帰は死亡であり、他の事象は不明であった。
報告医師は以下の通りにコメントした:
解剖では、右冠状動脈の起始部から 9.0cm の部位に血栓を認め、血栓
の上流部には凝血槐が充満していた。左室後壁には出血性壊死を認
め、壊死部で心筋が菲薄化していた。以上の所見から、死因は急性心
筋梗塞と考える。
もともと高血圧、高脂血症で内服治療をしており、血圧および血液検
査での中性脂肪、コレステロール値はワクチン接種前までコントロー
ルされていたものの、心筋梗塞発症リスクは素因としてあった。ワク
チン接種が直接関係したとは考えにくいが、疫学調査の必要性を鑑み
報告とした。
追加情報(2021/11/04):再調査は完了した。これ以上の追加情報は
期待できない。
追加情報(2021/11/11):連絡可能な同医師から入手した新たな情報
は、以下を含む:病歴、併用薬、剖検結果、新事象(心のう液貯留中
等量、プラーク破たん、冠動脈の血栓閉塞、心筋壊死/出血性壊死、心
筋が菲薄化、右冠状動脈に起始部から 9.0cm に渡って血栓充満、遠位
90