よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1281 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

膜炎」、「一過性糸球体性血尿」は、救急治療室への受診を要した。

追加情報(2022/08/12):本報告は、以下の文献情報源に関する文献
報告である:"IgA vasculitis with transient glomerular
hematuria, diarrhea, and pericarditis following COVID-19 mRNA
vaccination in a young patient with possible pre-existing
ulcerative colitis.", CEN case reports, 2022;
DOI:10.1007/s13730-022-00727-w.

本報告は、文献の受領に基づく続報である;文献で確認された追加情
報を含め症例を更新した。更新された情報は以下の通り:病歴、臨床
検査値、事象の詳細および臨床経過詳細。

18 歳の男性患者は、39.0 度の発熱および浮腫のある右下肢圧痛により
歩行困難から救急治療室受診となった。最大 5 mm 大の触知可能な紫斑
が両足に散在し、3 mm 大の血性水疱がみられた。6 日前に 2 回目のフ
ァイザー社-BioNTech mRNA COVID-19 ワクチンを接種し、ワクチン接種
後 1 日、発熱および両下肢に紫斑/紅斑が発現した。

外用プロピオン酸クロベタゾール軟膏とレボセチリジン塩酸塩の内服
で治療したが、発疹は両下肢に拡大した。

ワクチン接種後 8 日、皮膚科での臨床検査値は以下の通り:

Alanine aminotransferase: 8 IU/l; a1-Microglobulin: 34.4 mg/l;
MPO-ANCA: 1.0 IU/mL 未満; PR-3 ANCA: 350 IU/mL より大;
Antinuclear antibody: x 40 未満; Aspartate aminotransferase: 13
IU/l; N-acetyl-B-D-glucosaminidase (NAG): 16.1 IU/l; albumin:
2.6 g/dl; creatinine: 0.78 mg/dl; fibrinogen: 643 mg/dl; IgA:
212 mg/dl; IgG: 1771 mg/dl; lactate dehydrogenase: 144 IU/l;
urea nitrogen: 5.9 mg/dl; Anti-cardiolipin IgG: 31 IU/ml; AntiCL Beta 2GP1: 1.6 IU/ml; C3: 130 mg/dl; C4: 27 mg/dl; Creactive protein: 15.9 mg/dl; Cryoglobulin: 陰性; Anti-dsDNA
antibody: 1.6 IU/ml; Eosinophil count: 151 /mm3; D dimer: 4.9
ug/ml; Hb: 12.3 g/dl; HBs antigen: 陰性; HCV antibody: 陰性;
Immune complex (C1q): 1.5 ug/ml より大; Platelet: 67.4 x10^4/uL;
total protein: 6.5 g/dl; Protein urine: Trace; Prothrombin
time: 12.2 秒; Red blood cells: 20-29/high power field, 変形;

1281