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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (722 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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抗体検査:(2021/12/08)陽性;(2021/12/08)陰性;

電気生理学的検査:(2022/01/05)上下肢に節性脱髄、備考:運動神
経伝導速度の低下;遠位潜時の延長;異常な時間的分散; M 波振幅の低
下;(2022/04/13)伝導速度、遠位は改善傾向、備考:潜時および複合
筋活動電位、しかし症状は残存していた;

磁気共鳴画像:(2021/12/22)頸椎による頸椎症性脊髄症、備考:脊
柱管狭窄および腰部脊柱管狭窄症;部位:頸椎、腰椎。

臨床経過:

2021/06/17、患者はギラン・バレ症候群を発現した。

2022/04/25、事象の転帰は、「回復したが後遺症あり」であった(四
肢筋力低下、感覚性運動失調のため立位保持や歩行が困難になっ
た)。

事象の経過は以下の通りであった:

2021/06/08、コミナティを接種した。

2021/06/17 から、四肢脱力が出現し進行、7 月頃にピークを迎え、10
月初旬から徐々に改善するも症状は残存した。

2021/12/08、報告病院を初診。

2022/04 以降も起立・歩行できなかった。

2022/01/05、電気生理学的検査が実施され、上下肢で節性脱髄所見を
認めた。

2022/04/13、電気生理学的検査の再検では、伝導速度、遠位潜時、複
合筋活動電位は改善傾向であったが、症状は残存していた。

報告医師は、事象を重篤(障害)と分類し、事象は BNT162b2 と関連あ
りと評価した。他要因(他の疾患等)の可能性:頸椎症性脊髄症と腰
部脊柱管狭窄症が存在したが、これらの疾患では電気生理学的検査の
結果が説明できない。

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