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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (753 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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原疾患または合併症はなかった。プライバシー病院のかかりつけ医は
不明であった。

2022/07/19、X線と胸部 CT を受け、結果は肺門部リンパ腫脹であっ
た。

2022/07/19、患者は急性肺血栓症を発症した。事象の転帰は死亡であ
った。

報告医師は事象を重篤(生命を脅かす)と分類した。報告者は、事象
が診療所および集中治療室来院に至ったと述べた。

2022/07/20、患者は他院に転院した。剖検が実施されたかどうかは不
明であった。

事象の経過は、以下の通りであった:

2022/07/14、患者はコミナティ筋肉内注射で 4 回目のワクチン接種を
受けた。

2022/07/19、報告者の病院へ息切れ、食欲低下、動悸と嘔気を訴え来
院した。BP は 120/70;SpO2 は 92 であった。感染性胃腸炎等を疑い、
点滴ロセフィン 1g、強力ネオミノファーゲンシー静注 1A、キシリトー
ル 200ml、プリンペラン注射 1A、ネオラミン3B 静注 1A とビタミンC
1A が施行された。

2022/07/20、息切れと動悸が増悪した。SpO2 は 89 であった。心不全状
態を認め、治療のため入院した(プライバシー病院に紹介された)。

2022/07/21、報告者は、患者が死亡したと報告された。肺血栓塞栓症
と診断された。

2022/07/20、患者は肺動脈塞栓症のため当科へ入院した。入院時造影
CT で左右肺動脈主幹部に造影欠損を認めた。BNP は 705pg/ml と高値で
あった。さらに心エコーは右室負荷所見を示した。それにより、やや
広範囲の肺血栓塞栓症(PTE)の診断となった。

2022/07/21 早朝、患者の状態は突然の低酸素と徐脈で急変した。血栓
溶解薬などの治療を受けたが、同日の 08:40 に死亡診断となった。

患者は以下の検査と処置を受けた:2022/07/19、ALT(5-40IU/l):
15IU/l;Amylase(37-125IU/l):55 IU/l;AST(10-40IU/l):24

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