資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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結果は、W.N.L(2021/09/29)、脳梁膨大部に DWI 高信号、ADCmap 低信
号域を認められ、FLAIR 軽度 high があり、MERS が疑われ
(2021/10/01)、2021/10/06 には、上記信号は不明瞭であった。
コメントは以下の通りであった:
2021/09/26
16:30、患者がベッドから転落しているの家族が発見し
た。失禁し、発声はあるが、意味を成さなかった。開眼はしているも
のの、視線は合わなかった。呼びかけにも反応はなかった。
患者は、当院に救急搬送されたが、GCS E4V2M4 の意識障害があった。
四肢マヒは認めなかった。
2021/09/29 時点では、CT、MRI で異常を認めなかった。血液、尿、髄
液(CSF)検査で大きな問題は認めなかった。
日付不明、脳波検査ではけいれん波や徐波化は観察されなかった。
2021/09/29、脳波でも痙攣重積などはなかった。脳炎/脳症として、
mPSL パルスを開始した(2021/09/29 から 3 日間)。
2021/09/30、夕より、意識状態が改善し、ややぼんやりしているもの
の従命可、見当識障害もなかった。
2021/10/01、E4V5M6 となり、MRI で脳梁膨大部に DWIhigh、
ADCmapLow、FLAIR 軽度 high な信号域を認め、MERS が疑われた。その
後、けいれんなく、意識、身体動作もこれまで通りで経過している。
2021/09/29、採取した髄液(CSF)で、NMDAR(1、2B、NR1)、
Euroimmun、CASPR2、AMPA1/2、LGI-1、DPPX、GABAb 、全て陰性であっ
た。
2021/09/30、髄液(CSF)で、ウイルス分離陰性、オリゴクローナルバ
ンド陰性であった。
CSF蛋白: (日付不明) 66 mg/dl。CSFブドウ糖: (日付不明) 99
mg/dl。頭部磁気共鳴画像: (日付不明) 特記すべき所見は認めず; (日
付不明) 脳梁膨大部に病変がみられ, 注記: T2、FLAIR、拡散強調像で
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