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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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呼吸窮迫症候群が疑われた。腹部 CT で S 状結腸軸捻転が認められ、胸
部 CT で誤嚥性肺炎が確認された。外科的治療が難しい状態となり、抗
生剤及び昇圧剤投与と酸素吸入を行ったが、効果はなかった。

患者は酸素を含む医学的介入が必要であった。詳細は 2021/09/30
1:30、酸素吸入が開始された。

呼吸器、心血管系、消化器に症状が認められた。

呼吸器症状:呼吸窮迫、頻呼吸、チアノーゼ、呼吸困難(喘鳴又は上
気道性喘鳴を伴わない)が認められた。両側性喘鳴/気管支痙攣、上気
道性喘鳴、上気道腫脹、乾性咳嗽、嗄声、くしゃみ、鼻漏とその他は
なかった。呼吸補助筋の動員増加、後退、喉音発生、咽頭閉塞感の有
無は不明であった。詳細は、嘔吐後に上記症状が出現した
(2021/09/30 1:30 分から)。

心血管系症状:低血圧(測定済み)、ショック、意識レベルの低下が
認められた。毛細血管再充満時間>3 秒、中心脈拍数の減少、意識消
失の有無は不明であった。詳細は、2021/09/30 10:30 頃から症状が出
現した。S 状結腸軸捻転によりショックを生じたものと考えられた。

皮膚/粘膜の症状はなかった。

血圧低下とともに、訴えられなくなった。

2021/10/01 18:34、患者の死亡が確認された。

遺族が希望されなかったため、剖検は実施されなかった。

患者は以下の検査と処置を受けた:

腹部X線:(2021/09/30)右肺炎及びガスの著明な拡張、注記:大腸
に;血中クレアチニン(0.60-0.95):(2021/09/30)高値(1.19);
血圧測定:(2021/09/30)低下(110/51 から 51/38 まで)、
(2021/10/01)血圧 60/35 と低値のままであった;血液検査:
(2021/09/30)軽度腎機能障害;血中尿素(7-22):(2021/09/30)
高値(47. 5);体温:(2021/09/29)摂氏 37.2 度、注記:ワクチン
接種前;腹部 CT:(2021/09/30)S 状結腸軸捻転、注記:結腸の拡
張、S 状結腸の管腔径差あり;胸部 CT:(2021/09/30)誤嚥性肺炎、
注記:右誤嚥性肺炎、S 状結腸軸捻転。右肺全体にすりガラス状陰影が
検出された;C-反応性蛋白(0.3-0.5):(2021/09/30)高値
(5.1);心拍数:(不明日)90bmp;胃瘻造設術後の精密検査:(不

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