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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (960 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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(TARC):3727.0 pg/mL、注記:上昇した;補体因子;補体低下は認め
なかった;造影 CT:腫瘤を肝 S4、S8 などに認めた、注記:早期相で濃
染、門脈相で低吸収、平衡相で等吸収;CT で肝腫瘤像は不明瞭化し
た;消化管内視鏡検査:好酸球性胃腸炎は認めなかった;好酸球数:
1820 /mm3;正常化した;γ-GTP:419 IU/l;精密検査:COVID-19 ワク
チンによる急性、注記:好酸球増多を伴う肝炎と診断された;肝機能
検査:正常化した;EOB-MRI:T2 で淡く高信号、高信号、注記:DWI で
高信号、早期相で軽度辺縁造影、門脈相/平衡相/肝細胞相では低信号
であった、腫瘤を示す。

超音波検査:低エコー域。

急性肝炎、好酸球増加症、肝腫瘤に対して治療措置がとられた。

臨床経過:

入院 29 日前に COVID-19 ワクチン(ファイザー社製)を接種した。

その後、頭痛及び全身倦怠感が強く、近医を受診した。

倦怠感が増悪し肝障害を認めたため、当院紹介となり、同日入院とな
った。

入院後、内服薬をすべて中止した。

心窩部痛、発熱、胸痛、四肢の掻痒感を伴う発赤などの多彩な症状が
出現した。

内分泌疾患、肝炎ウイルスの急性感染、寄生虫感染、血液腫瘍は否定
的であった。

精密検査及び臨床経過から、COVID-19 ワクチンによる好酸球増多を伴
う急性肝炎と診断された。

入院 27 日目にプレドニゾロン 30mg/日を開始した。

経過良好のため、ステロイドは漸減、中止した。

薬剤誘発性の肝障害は、好酸球増多をきたすことが多いとの報告があ
った。

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