資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1260 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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積/巨細胞性動脈炎」、「血管炎」、「発熱」、「右肩痛」、「両側頚
部痛」、「CRP 6 上昇/CRP 11 上昇」は 医師の診察が必要であった。
患者の受けた臨床検査と手技は以下のとおり: 血糖値: (不明日) 血
糖値上昇、注記: ステロイド導入し、血糖上昇を招いたため、インス
リン導入も行った。 体温: (2021/10/26) 摂氏 36 度、注記: ワクチ
ン接種前。コンピューター断層撮影: (2021/11/18)大動脈壁肥厚;
C−反応性蛋白:(不明日)6 上昇。(2021/11/18) 11 に上昇。 陽
電子放出断層撮影: (2021/11/18)大動脈壁、頸動脈壁、注記: 鎖骨
下動脈壁への集積を認め、巨細胞性動脈炎と診断された。
大動脈壁肥厚、巨細胞性動脈炎、血管炎、発熱、関節痛、頚部痛、C
−反応性蛋白増加の結果として、治療的な処置はとられた。
臨床経過:患者には、家族歴がなかった。ワクチン予診票での留意点
(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ヵ月以内のワクチン接種や病気、服
薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況等)はなかった。
2022/08/03、事象「血管炎」の転帰は未回復であった。
経過は以下のとおり:翌日 2021/10/27 から発熱が続き、右肩痛や両側
頚部痛が出現した。
2021/11/18、報告病院へ紹介された。
CRP 11 と上昇しており、造影 CT にて大動脈壁の肥厚を認めた。PET/CT
にて大動脈壁、頸動脈壁、鎖骨下動脈壁への集積を認め、巨細胞性動
脈炎と診断した。ステロイドを導入し、血糖上昇を招いたため、イン
スリン導入も行った。以後、外来にて加療継続中である。
報告医師は、本事象を重篤(2021/12/06 から 2022/01/06 まで入院)と
分類し、本事象は bnt162b2 と関連ありと評価した。
他の疾患など、本事象の他の原因として考えられるものはなかった。
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