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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1044 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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患者は、76 歳 5 ヵ月(ワクチン接種時の年齢)の女性であった。

患者には、家族歴がなかった。

ワクチンの予診票での留意点はなかった(基礎疾患、アレルギー、最
近 1 ヵ月以内のワクチン接種や病気、服薬中の薬、過去の副作用歴、
発育状況など)。

2021/06/18、患者は BNT162B2(コミナティ、注射剤、ロット番号
FA5715、使用期限 2021/08/31)の 2 回目の投与を受けた。

臨床経過:

2021/06、患者は反回神経麻痺を発現した。

2022/10/24、事象の転帰は、未回復であった。

事象の経過は、以下の通りであった:

2 回目のコロナワクチンの接種数日後より、患者は難治性咳嗽の嗄声
が生じるようになった。

患者は、喘息のために報告者の病院を受診していた;そのため、当初
は喘息と気管支炎のための吸入ステロイドによる嗄声と考えていた。

2022/02/04、嗄声が強いため、プライバシー・クリニックで喉頭ファ
イバー検査を受けて、反回神経麻痺と診断された。

患者はプライバシー病院で精査を受けたが、原因不明のため、コロナ
ワクチンへの副反応と診断された。

報告医師は、事象を重篤(障害)と分類し、事象と bnt162b2 との因
果関係は関連ありと評価した。

他の疾患など可能性のある他要因は、特発性反回神経麻痺(報告のと
おり)であった。

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