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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (157 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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達する高信号病変が見られた。

ガドリニウム(Gd)増強病変は、C3 から C5 レベルの部位にあり、特
に、左側束が主に強調されていた(図 1)。

脳MRIは、T2 強調と Double Inversion Recovery (DIR)で最後野と
骨髄の obex(図 2)に強調病変を示した。

これらの病変は強調されなかった。

その他には、皮質または視神経で、著明な信号変化は認めなかった。

定期血液検査では、有意な異常値は認めなかった。

セルベースアッセイでは、抗 AQP4 抗体(AQP4Ab)は陽性を示した。

その他の自己抗体は見つからなかった。

脳脊髄液(CSF)分析では、軽度の髄液細胞増加(9 cells/uL)、単
核球優位(7 cells/uL)、蛋白軽度増加(49mg/dL)、ミエリン塩基
性タンパク(MBP)高値(1550pg/mL)が認められた。

IgG指数は正常(0.54)、オリゴクローナルバンドは陰性であった。

著者は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の陰性と、SARSCoV-2 N タンパクに対する抗体がないことより、SARS−CoV−
2感染は否定した。

また、患者は、入院前のパンデミック期間中、発熱、咳嗽、その他
COVID-19 の症状として知られる症状の訴えはなかった。

患者は、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)の病歴を
持っていた。

35 歳時、彼女は両下肢の脱力を発現した。

発現は、自動車事故による、頸椎捻挫を罹患したおよそ 1 ヵ月後であ
った。これらの症状は、著者の診療科に入院するまでの約 1 ヵ月間、
徐々に進行した。

入院時、神経伝導試験(NCS)では、時間的分散所見と、複数の神経
でその他の脱髄性のパターンを示した。

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