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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1342 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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治療的な処置は、第6脳神経麻痺、炎症、微小血管症の結果としてとられた。

臨床経過:患者は、70 歳 8 ヵ月(ワクチン接種時年齢)であった。

患者の家族歴は以下を含んだ:父:肺腫瘍、母:胆管腫瘍。

事象発生日時は 2022/10/16(4 回目のワクチン接種の 19 日後)であった。

事象名は、外転神経麻痺として報告された。

事象の臨床経過は以下の通り:「主な神経学的所見」意識清明;失語/失行/失認(-),瞳
孔正円同大,対光反射(+/+),左眼球外転障害,左方向から正面視に複視,眼振(-),構音・
嚥下障害(-),筋力正常,小脑性運動失調(-),表


·





,上肢深部腱反射左右差
(-),右下肢深部腱反射減弱,病的反射(-/-),立







患者は炎症性機序に対して,メチルプレドニゾロン大量静注療法を希望した,高血糖な
ど短期的な有害事象なかった,治療後,徐々に顔を傾ける必要がなくなって自覚症状が
改善した(up to date). 5 日投与後には神経学的診察に外転神経麻痺ははっきりしなか
った。

2022/10/26(ワクチン接種の 29 日後)、事象の転帰は、軽快であった。

報告者は、事象を重篤(2022/10/21 から 2022/10/26 まで入院)と分類して、ワクチン
と事象との因果関係を関連ありと評価した。

他要因(他の疾患等)の可能性は、斜視ははっきりしなかったが左側に顔を向ける方
が楽で神経学的診察に左外転神経麻庫の他の随伴症状がなかった。外傷歴がなく微小
血管障害または何らかの炎症を考えた。多くは数ヶ月で自然軽快すると期待した
(CurrNeurol Neurosci Rep, 2016;16:69)。

報告者は以下の通りにコメントした:コロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン接種
との関連も疑った。心血管障害の危険因子を持たず、コロナウイルス修飾ウリジン RNA
ワクチン接種後に外転神経麻痺を発症した若い患者では何らかの炎症性機序が考察さ
れた(J AAPOS, 2021;25:302)。 コロナウイルス感染後に発症した患者では経過観察で
改善なく神経変性が進行した(J AAPOS. 2020;24:216)。患者は炎症性機序に対して、
メチルプレドニゾロン大量静注療法を希望した。高血糖など短期的な有害事象なかっ
た。治療後、徐々に顔を傾ける必要がなくなって自覚症状が改善した(up to date)。
5 日投与後には神経学的診察に外転神経麻痺ははっきりしなかった。その他、内側縦束
症候群や顔面神経麻痺、運動失調など他の脳幹症候なく、頭痛や嘔気嘔吐や動眼滑車













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綿




















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