資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1269 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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が出現した(報告のとおり)。
2022/10/06、ワクチン接種15分後にアナフィラキシー発現、ボスミン注を投与し
た。
接種 15 分後、気分不快、胃部不快が発現した。呼吸苦も出現した。血圧の著明な低下
はなかった。バイタルサインは安定していたが、意識レベルの低下を認めた。
アナフィラキシーを考え、アドレナリン 0.3mg を筋注した。補液、ソル・ コーテフ
500mg、ポララミンを投与した。胸部圧迫感、背部痛も出現した。
症状改善したが、坐位の状態になったところ、意識レベル低下、呼吸苦、胸背部痛が
出現した。右手の痺れ、下肢脱力感があった。
再度アドレナリン 0.3mg 筋注、ソル・ コーテフ 500mg、ポララミンを投与したが、症状
改善は乏しかった。
胸部症状とともに心電図変化があり、同日他院循環器内科に搬送された。CCU にて経過
観察された。
その病院で、症状は改善傾向を示し、心電図と心エコー像で問題はなかった。
10 月 7 日、四肢の痺れ感が安定したので、報告病院へ転院した。
10 月 8 日、報告病院で痙攣様発作があり、他院脳神経内科に転院し、ソル・ コーテフ
200mg を点滴した。
入院中、痙攣様の発作があり、その後、右手の麻痺はあったが、徐々症状軽快した。
症状改善も他院脳神経内科に転院し、脳判読できない-MRI を実施した。
問題なく(脳波、頭部 MRI で器質的疾患は除外された)、2022/10/13 に退院した。
右手違和感(+)は残る。
治療:ステロイド投与。
報告者は、事象を重篤(入院)と分類し、事象は救急救命室の受診に至ったと述べ
た。
本報告は、アナフィラキシーの基準を満たす。
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