よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (904 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

候群に関連するかもしれない;しかし、この状況は複数器官の合併症
を伴う急性の病状よりも、慢性の病状と説明された。注目すべきは、
mRNA ワクチン接種により誘発される心筋炎のメカニズムは未だ不明
確だという点である。心筋炎の既往歴のない多くの症例では、ウイル
スのスパイクタンパク質と自己抗原との間の分子模倣、特定の個人に
おける既存の調節不全の免疫経路の引き金、mRNA に対する免疫反
応、免疫経路の活性化、調節不全のサイトカインの表現が 提案され
た。しかし、一つの症例からの観察では具体的な証拠を示せないとし
ても、心筋炎の既往歴がある本症例では、これら一般のメカニズムに
加えて何かがあるかもしれない。

結論として、COVID−19 mRNA ワクチン接種を心筋炎の既往歴
を持つ個人に実施する際には、特別な注意が必要となる可能性があ
る。心臓MRIは、COVID−19 mRNA ワクチン接種関連の心筋
炎診断に有用になりえる。

患者は、IVIG 治療(5g/日 x 3 日)、コルヒチン(0.5g/日を 14
日)、アスピリン(300mg/日を 14 日)を開始した。当院での利用
は、このような状況に対する明確な第一選択療法がない。いくつかの
潜在的な内科治療の中で、我々は免疫抑制剤を使用するとき、合併症
を避けるために IVIG を使うことを選んだ。CK、CK-MB、心臓トロポ
ニンTとNT−proBNPレベルは徐々に標準へ戻り、心エコーの
追加情報は通常の心機能(LVEF = 68%)を示した。合計 23 日間の入
院後、患者は無症状で退院した。

修正:この追加情報は、以前に報告した情報の修正報告である。

日本保健当局へ提出するため、日本保健当局の心筋炎調査票を添付し
た。

904