資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (331 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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った、注記:両側の肩と股関節の制限;消失を伴う遠位優勢の脱力が
明らかとなった、注記:深部腱反射および片側の声帯麻痺;
Rheumatoid factor:陰性;
Ultrasound scan:両側の二頭筋腱鞘炎が明らかになった。
リウマチ性多発筋痛、ギラン・バレー症候群の結果、治療的処置がと
られた。
臨床経過:
慢性腎臓病(CKD)ステージ G3b の患者は、COVID−19 mRNA
ワクチン(BNT162b2; コミナティ;ファイザー-BioNTech)2回目接種
の 1 週間後に始まった全身疼痛と朝のこわばりの治療のために入院し
た。
2回目のワクチン接種の 1 週後、彼は両側の股関節、肘、肩、ひざ、
手首に疼痛を発現した。
45 分超続いた朝のこわばりもあった。
2 ヵ月間の口部の非ステロイド性抗炎症薬治療で全身疼痛を軽減でき
なかった後、当科を受診した。
入院時の身体的診察では、圧痛、運動時の疼痛および両側の肩と股関
節の制限が明らかになった。
彼の血清 C-反応性タンパクとアルブミン値はそれぞれ 5.6mg/dL と
3.6g/dL であった。
リウマチ因子検査および抗環状シトルリン化抗体検査は、陰性であっ
た。
超音波検査では、両側の二頭筋腱鞘炎が明らかになった。
臨床所見は、リウマチ性多発筋痛と一致していた。
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