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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (242 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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同日の CT 検査にて、血栓の存在は不明であったが、血腫による圧排
で静脈/動脈相共に足関節以遠の途絶を認めた。内圧の上昇を認め、
足部コンパートメント症を認め、救急切開が実施された。

筋壊死を認め、左下腿切断を実施した。

術中所見で、皮静脈には微小な血栓閉塞を認めた。再閉塞のリスクを
考慮し、同日よりフォンダパリヌクス 1.5mg の治療を開始した。貧血
は、適宜赤血球輸血を行い治療した。

その後、凝固系は改善傾向を示した。

2022/03/04、右下肢前方の皮膚色調不良部の周囲に発赤と熱感を認め
た。

皮膚軟部感染の疑いで、SBT/ABPC から LVFX へ治療を変更し、陽性球
菌をカバーに腎機能を考慮し、TEIC 治療を開始した。

その後、発熱と炎症所見は改善し、微小血栓または吸収熱の関与が考
えられ、抗菌剤の投与は終了した。

以降、血小板濃度は正常範囲で推移し、凝固系は改善した。

患者の全身状態は安定した為、2022/03/09、リクシアナ 30mg の経口
投与を開始した。

2022/03/10、右下腿の切開部の皮下組織の壊死部はデブリードマンで
治療し、筋膜の縫縮を実施し、持続吸引療法が継続された。

2022/03/25、両下腿と左側腹部の壊死部にデブリードマンを実施し、
左下腿の持続吸引療法を開始した。

壊死部に対しては、適宜軟膏を塗布し、デブリードマンを実施し肉芽
増生が認められたタイミングで植皮を実施した。

以降、血小板数に大きな変化は見られず、D-ダイマーは 1.0〜
2.0mg/L 程度まで低下し、TTS の病態は落ち着いていると考えられ、
患者は、左下腿等の壊死部に対する治療継続を目的に 2022/04/12、
整形外科に転科となった。

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