資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (156 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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「First Manifestation of AQP4-IgG-Positive Neuromyelitis
Optica Spectrum Disorder Associated with the COVID-19 mRNA
Vaccine BNT162b2」、Research Square, 2022;
DOI:10.21203/rs.3.rs-1152345/v1、
「First Manifestation of AQP4-IgG-Positive Neuromyelitis
Optica Spectrum Disorder Associated with the COVID-19 mRNA
Vaccine BNT162b2」, Neurological sciences, 2022;
DOI:10.1007/s10072-022-06465-2。
症例事例:52 歳の右利きの女性は、初回 BNT162b2 ワクチン接種後、
初めて NMOSD 発作を経験した。
ギラン・バレー症候群;
患者の病歴には、ギラン・バレー症候群があった。
交通事故;
患者は、ワクチン接種の翌日、軽度の発熱があったが、13 日間、左
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視神経脊髄炎スペ
慢性炎症性脱髄性多発
クトラム障害
根ニューロパチー;
腕の接種部位周辺の局所反応を含め、その他の炎症反応はなかった。
ワクチン接種の 14 日後、患者は、頚部から左肩にかけての疼痛、左
筋力低下;
腕の脱力、左手の痺れ、右足の温度感覚障害を感じ始めた。
靱帯捻挫
ワクチン接種の 17 日後、患者は左下肢の脱力を訴えた。
ワクチン接種の 21 日後、患者は、著者の診療科に入院した。
入院時、患者は視力障害はなかった。眼科の検査では、視神経炎を示
唆する顕著な所見はなかった。その他の脳神経に損傷はなかった。
左上肢の末梢優位の中等度から重度の脱力、左下肢の軽度の脱力と腹
部と右大腿部の感覚鈍麻が認められた。患者の左の握力は、右側が
19.0kg であるのに比較して、4.5kg であった。
レルミット徴候は陽性であった。
悪心や吃逆は観察されなかった。
脊髄の磁気共鳴画像(MRI)では、T2 強調画像(T2WI)と FluidAttenuated Inversion Recovery (FLAIR)法で、C1 から C6 レベルに
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