資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (530 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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た。
2022/09/05、事象の転帰は回復であった。
事象に対する、新たな薬剤/その他の治療/処置(コルヒチンを含む)
を開始する必要があった。
報告者のコメントは次のとおり:
2022/08/27、診療所で COVID-19 ワクチン接種を受けた。
翌日から摂氏 39 度の発熱があった。
2022/08/30 からは発熱に胸痛も伴ったため、
2022/08/31 当院受診した。発熱、胸痛は軽快していて、心電図上も
明らかな異常を指摘されなかった。川崎病既往もあり、専門科受診を
推奨された。
2022/09/01、当科受診した。
心電図で前に比して、前胸部誘導の T 波増高、血液検査でトロポニン
I 上昇を認めた」。
冠動脈 CT で有意狭窄なく、心エコーでも明らかな異常を指摘でき
ず、急性心筋炎と診断し、同日当科入院し、集中治療室(CCU)に入
室した(報告のとおり)。入院後からコルヒチン内服を開始した。
CK 上昇はなく、CK-MB は 12U/L、HsTnI は 2115ug/L で速やかに peak
out を認めた。発熱や胸痛の再燃はなかった。
2022/09/05 の心臓MRI(CMR)でも LGE 等を認めなかった。
そのため、翌日(2022/09/06)に自宅退院した。
2022/09/22 外来でも特に異常を認めなかった。
患者には、心不全または駆出率低値歴なし、基礎疾患としての自己免
疫疾患なし、肥満なし、精力的な身体活動なし、その他の危険因子ま
たは他の関連する病歴はなかった。患者は幼少期に川崎病の既往があ
り、治療は不要であった。
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