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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1296 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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アレグラを常用中。糖尿病にてヒューマログ、血糖降下剤を服薬中であった(報告病
院)。他に、パーソナリティ障害の為、他院通院中であった。COVID−19ワク
チン接種 1 回目に、接種後アレルギー症状を発症した。

2022/10/14 13:00、有害事象が発現した。

最近 1 ヵ月以内に熱が出たり、病気にかかったりしていなかった。

今日、体に具合が悪いところがなかった。

患者は、痙攣(痙攣発作)を持っていた。

薬や食品などで、重いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがあ
った。

ファイザーワクチンを受けた後にアレルギーが発現した。

事象の経過は以下の通り:

13:00(ワクチン接種後 30 分)頃、突然耳介より眼や顔、上肢に掻痒感が出現した。
嗄声も認めた。1 回目のCOVID−19ワクチン接種の際と同様な症状があり、直ち
にステロイド筋注(リノロサール 4mg)が投与された。その後、13:30 に、全身の痙攣
発作が出現した。患者は救急処置室へ搬入された。SpO2 は 98-99%であった。HR(心拍
数)は 130 台であった。血圧は収縮期 140 であった。しかし、顔面浮腫は強く、気道
狭窄音が確認された為、アナフィラキシーショックと判断された。ルート確保(ポタ
コール R 500ml)し、アドレナリン 0.6mg(実際の指示は 0.3mg であった)を投与の
上、アタラックスP2.5mg、ガスター20mg を併せて静注した(13:40 まで投与)。その
後、筋緊張、痙攣、過呼吸は改善しなかった為、14:00 前にフェノバール 100mg を筋注
すると、筋緊張は緩和し、呼吸は安定した。下肢で測った血圧が一時的に 180 台とな
った事を除き、アナフィラキシー症状は消失した。気分不快もあり、補液を合計
1000ml 投与した。その後、患者は徒歩で帰宅した。(ブライトン分類のレベル 2-2 に
相当すると思われた)。

2022/10/14、事象の転帰は回復であった。

報告したその他の医療従事者は、事象を非重篤と分類し、事象は BNT162B2 と関連あり
と評価した。

他要因(他の疾患等)の可能性は、過換気の合併であった。

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