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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (750 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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症状発現の 1 か月半後クリニックに受診した。

患者には兄弟 1 人と子供 3 人がおり、 COVID-19 ワクチン接種後に
AHA を発症しなかった。

〇年 4 月

病院に受診したところ、皮下出血は消失していた。

悪性腫瘍や自己免疫疾患などの基礎疾患は認められなかった。

診断後 12 日目

治療目的で入院となった。

APTT 凝固波形解析では、正常血漿(32.0 秒)と比較して凝固時間が
わずかに延長していた(37.2 秒)。

さらに、一次微分の最小絶対値(¦min 1¦;2.441)及び二次微分の最
小絶対値(¦min 2¦;0.324)は正常血漿(¦最小 1¦:3.341;¦最小
2¦:0.500)よりも低かった。

5月

1 週間の治療後、プレドニゾロン(PSL)の用量が急速に漸減され
た。

〇年 6 月

5 週間の治療後、PSL 用量は 15 mg/日未満となり、AHA は完全に回復
した。

初回治療から 2 か月後に PSL 治療を中止し、さらなる再発は認められ
なかった。

mRNA COVID-19 ワクチンの投与後に発生する AHA は若年患者で自然に
改善する可能性があり、

そのような症例では特発性 AHA よりも急速に CR に達する可能性があ
ることが報告されている。急性型 AHA は認められていない。

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