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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (206 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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2022/03/08、患者は近くの病院を受診し、心電図変化およびトロポニ
ンTの上昇を認め、患者は同日、病院に入院した。

冠動脈 CT、冠動脈造影検査、心筋シンチグラフィが実施されたが、
虚血性心疾患は否定的であり、その後、経時的に症状、CK 上昇の進
行を認めた。

2022/03/10、心エコー検査で、左室収縮の低下、左室の浮腫状変化、
心嚢水増加を認め、心筋炎が疑われた。

2022/03/11、患者は我々の病院へ転院となった。

転院時、トロポニン T 1.36ng/mL、CK 537U/L、BNP 463pg/mL と上昇
が認められた。

心エコー検査では、左室は全体的に肥大し、左室駆出率 49%と低下を
認めた。

同日に、心筋生検を実施し、小型リンパ球を中心とした炎症細胞浸潤
を認め、心筋炎と診断された。

同日よりプレドニン 30mg を開始した。

心筋逸脱酵素は速やかに改善し、プレドニンは 2022/03/28 までに漸
減終了としたが、明らかな悪化、再燃は認めず、最終的に、左室収縮
能は正常範囲まで改善を認めた。

2022/03/30、患者は病院から退院した。

ウィルスペア血清なども実施したが、心筋炎の原因となるような明ら
かなウイルス感染など他の原因を示唆する所見はなく、COVID-19 ワ
クチン 3 回目を契機とした心筋炎と判断された。

心筋炎調査票:

2022/03/07、急性発症の胸痛又は胸部圧迫感を発現した;労作時、安
静時、又は臥位での息切れ;めまい/失神。

2022/03/11、心内膜心筋生検検査を受けた。

心筋組織の炎症所見があった。

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