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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1049 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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疾患の経過:単相性の経過だが、1 年以上の経過で緩徐に増悪してい
る。

2021/10/11、電気生理学的検査を実施した。

GBS とは一致しない(報告のとおり)。

髄液検査は未実施であった。

鑑別診断は実施された。

2022/04/14、画像検査(磁気共鳴画像診断(MRI)撮像)は実施され
た。部位は頸椎であった。所見:C4/5 の椎間板の軽度後方突出の
み。

2021/10/11、自己抗体の検査が実施され、抗 GMI 抗体は陽性であっ
た。抗 GQ1b 抗体は陰性であった。その他:Ga1NAc-GD1aIgG +++。

先行感染はなかった(ワクチン接種当日に下痢はあったが、発熱など
はなし)。

報告者は事象を非重篤(報告のとおり)と分類し、事象と BNT162b2
との因果関係を評価不能とした。

他要因(他の疾患等)の可能性は不明であった。

報告者は以下のようにコメントした:

神経学的所見、NCS で異常を認めない点から臨床的にはギランバレー
症候群は否定的と判断した。COVID-19 ワクチン接種としびれ感の因
果関係は判断困難であったが、その後 1 年以上経過して経時的に症状
の増悪、新規症状の出現がある点からは因果関係は強くないと考えら
れた。COVID-19 ワクチン接種と抗ガングリオシド抗体陽性の因果関
係は不明であったが、ギランバレー症候群と関連する症状のため報告
することにした。

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