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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (780 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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本報告は、以下の文献源による文献報告である:

「Antineutrophil Cytoplasmic Antibody-associated Vasculitis
after COVID-19 Vaccination with Pfizer-BioNTech」、Internal
medicine, 2022; Vol:61 (19), pgs:2925-2929,
DOI:10.2169/internalmedicine.9807-22。

著者は、COVID-19 ワクチン接種後の重症半月体形成性糸球体腎炎を
伴う抗好中球細胞質ミエロペルオキダーゼ抗体(MPO)-(ANCA)関連血管
炎の症例を報告した。

7 月のはじめ、72 歳の男性は急性腎障害のため入院した。

彼の病歴は前立腺肥大を含み、タムスロシンで治療されていた。アレ
ルギーはなかった。

以前インフルエンザのワクチン接種を受けたが、合併症はなかった。
急速進行性糸球体
腎炎;

急性腎障害;

抗好中球細胞質抗

良性前立腺肥大症

21149

体陽性血管炎

ワクチン接種の 2 ヵ月前に実施された定期検査では、正常な腎機能で
あった。

入院 6 週間前、患者はファイザーBioNTech COVID-19 ワクチンの 1 回
目接種を受け、1 回目接種後は何も症状がなかった。

1 回目接種の 3 週間後、2 回目接種を受けた。

半日後、38℃の熱が出て、間欠熱、進行性疲労、食欲喪失が発現し
た。

症状が 2 週間持続したので、近医を受診した。

検査では血清クレアチニン濃度 5.0mg/dL、C−反応性蛋白が高い濃
度、軽い貧血があり、尿検査ではわずかに血尿と蛋白尿があった。

胸部X線撮影で肺炎はなく、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス 2
(SARS-CoV-2)ポリメラーゼ連鎖反応は陰性であった。

輸液と抗生物質で治療されたが、腎機能と貧血は悪化し、C−反応性
蛋白濃度は上昇したままで、熱が持続した。追加の血清学的検査で、
MPO-ANCA 陽性を示した;

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