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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (137 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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報告者は、事象は、救急治療室/救急処置科の受診に至ったと述べ
た。

報告者は、事象を重篤(入院)と分類し、結果に至ったと述べた。入
院期間: 2021/10/14〜2021/10/22 と 2021/11/13〜2021/12/29 であ
った。

2022/11/05、以下が報告された:

臨床経過:

SARS-CoV-2 mRNA(BNT162b2)ワクチン接種の翌日、38.7 度の発
熱が発現した。

一度解熱したが、38 度越の発熱を発現した。よって、熱源精査のた
め入院した。

口腔内乾燥の自覚はなかったが、発熱の発現後、SARS-CoV-2 唾
液検査をした際に分泌低下の訴えがあった。

ワクチン接種の 2 ヵ月後からドライアイの症状が見られた。

血液検査は CRP 0.12mg/dL およびWBC 8400/uL を示した。

抗SSA抗体は陰性で、抗 SSB 抗体は 16.6u/ml と陽性であり、その
他の自己抗体は陰性であった。

ガムテストで 10 分間唾液量が 3ml と低下を示し、唾液腺生検では
2focus/4mm2 のリンパ節浸潤を示し、シェーグレン症候群と確定診断
をした。

骨髄検査と髄液検査、感染症検索、全身の画像検索を行ったが、他熱
源を示唆する所見はなかった。

プレドニゾロン 60mg/日の後、最高体温は 39 度から 38 度と改善し
た。しかし、プレドニゾロン 40mg/日の段階で体温は 39-40 度と漸減
し、 ワクチン接種から 6 ヵ月以上経過するもいまだ高温は維持して
いる。

事象の転帰は、プレドニゾロンとナイキサンの内服を含む処置で未回

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