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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (688 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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87 歳の男性。202X 年 1 月にITPを発症し、PSL 加療を開始した。

PSL 漸減中に再燃した経過から、ETPG を併用し血小板数は 100,000/
μL 前後と安定していた。202X+1 年 8 月にCOVID−19 mRNA ワ
クチンを接種したところ、3 週間後の外来で血小板数 6,000 /μL ま
で低下し出血傾向を認めた。入院後、ETPG を 12.5mg/day より
25mg/day へ増量したところ、速やかに血小板数は回復した。

考察:COVID−19 mRNA ワクチンはCOVID−19の罹患率
や重症化率を低下させる。しかし、ワクチン接種後に ITP を増悪させ
る報告が散見される。ワクチンによる ITP の増悪機序は明らかではな
いが、mRNA が RNA 受容体に取り込まれ、Toll 様受容体の発現上昇を
引き起こし、免疫細胞の成熟や活性化が促進されることが原因と推測
されている。また、増悪時の治療方針は定まっておらず、症例経過を
踏まえて報告する。

本症例は、連絡不可能な報告者(医師)から入手した自発報告であ
る。

91 歳の男性患者は、COVID-19 免疫のため、BNT162b2(コミナテ
ィ)、2021/08/23、2 回目、単回量(バッチ/ロット番号:不明)の
接種を受けた(91 歳時)。

関連する病歴に以下を含む:

21102

アルツハイマー型
認知症

アルコール摂取;

「飲酒歴」(継続中か不明);

タバコ使用者

「喫煙歴」(継続中か不明)、注記:喫煙年数:40 年/喫煙量:100
本/日、禁煙:30 年。

併用薬は報告されなかった。

ワクチン接種歴に以下を含む:

COVID-19 免疫のため、コミナティ(1 回目)、接種日:2021/08/02。

以下の情報が報告された:

アルツハイマー型認知症(医学的に重要)、2021/09/14 発現、転帰

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