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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (201 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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ナトリウム(Na)は 116mEq/L、コルチゾール(F)は 12.8 であり、
高張食塩水を投与したが改善しなかった。

入院 2 日目、CPK が 148462IU/L と異常高値を認めたため、細胞外液
と 3%食塩水を投与し、CPKおよびNaともに改善傾向にあった。

入院 6 日目、Naが再度低下したため、F1.3、畜尿 F23.0 のためハイ
ドロコルチゾンを投与したところ速やかに改善した。

下垂体MRIで Empty sella を疑う所見を示し、CRH負荷検査でA
CTH 38.8 から 41.4pg/ml、F 8.5 から 10.5、迅速ACTH負荷試
験で F 6.8 から 15.3 と、続発性副腎機能低下症と診断された。

患者はこれまで日常生活に支障はなかったが、ワクチン接種の副反応
により相対的副腎不全が顕在化した。

また、低ナトリウム血症により横紋筋融解症が誘発されたが、性腺機
能低下症による骨格筋の脆弱性も寄与したと予想された。

COVID−19の重症化と蔓延化を防ぐためにワクチン接種が推奨
されるが、本症例のように基礎疾患が顕在化、重症化する可能性に留
意する必要がある。

横紋筋融解症、低ナトリウム血症、血中クレアチンホスホキナーゼ増
加の結果として治療的処置が実施された。

追加調査の試みは不可能である、ロット/バッチ番号を入手できな
い。これ以上の情報は期待できない。

修正:前報情報を修正するため、本追加報告を行う:

修正(DSU):事象と経過情報の修正(事象「おくび」を「しゃっく
り」に更新)

再調査は完了した。

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