資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (594 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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入院後経過:頭部 MRI、血液尿検査では有意な所見なく、髄液検査・
神経伝導速度検査するも所見に乏しく、脊椎 MRI 施行。C6-7 の脊髄
前角前根に一部造影効果認め、ギラン・バレー症候群初期の可能性を
考慮し経過観察。その後、支持歩行の状態から改善久しく、免疫グロ
ブリン 400 mg/kg/d×5 日間での治療を行った。
03/29〜、感覚症状の改善。
03/30〜、筋力面でも軽快を認め、2022/04/01、再検の MRI で造影効
果消失確認し、2022/04/04 退院。
以後の経過:
2022/04/22〜、再度下肢の筋力低下増悪認め、ギラン・バレー症候群
再発の可能性を視野に免疫グロブリン治療施行。
2022/05/01〜、感覚低下改善し、下肢以外の筋力低下は改善し、
2022/05/12、退院。その後、3〜4 週ごとに症状再燃を繰り返し、自
己抗体も検査上陰性であったため、神経伝導速度検査、脊椎 MRI 再
検。伝導速度低下・伝導ブロック・F 波の欠如+仙椎神経根・馬尾の
造影効果認め、慢性炎症性脱髄性多発神経炎と診断。以後 3 週間を目
安に筋力低下予防に免疫グロブリン補充療法を行っているが、日常生
活に支障はないものの、最も良かった頃より四肢の筋力は少し低下し
ているとの印象である(病前での筋力評価がないため、正確には評価
できていない)。
報告医師は事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象と
BNT162b2 との因果関係を評価不能と評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性はなかった。
報告医師は以下の通りコメントした:
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