資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1130 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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示した。
組織学的には、重度の炎症細胞浸潤および浮腫を伴う広範な筋細胞溶
解が観察された。
損傷した心筋細胞に隣接する炎症性浸潤物は、主にリンパ球とマクロ
ファージであった。
収縮バンドの壊死は認められなかった。
肉眼所見の白っぽい色の変化に対応する線維性変化は、前中隔領域で
は確認されなかった。
一方、主に血管周囲領域にわずかな線維症があり、これは特定の心臓
危険因子の存在を示唆している可能性があった。
好酸球はほとんど観察されず、巨細胞は心筋炎病変では観察されなか
った。
微小血栓はなかった。
病変は、限局性、地図上、および貫壁性の分布を示し、心筋層全体に
影響を及ぼした。
心筋炎病変は伝導系も関与していたが、炎症細胞の浸潤はやや軽度で
あった。
免疫組織化学は、PG-M1 陽性細胞のびまん性浸潤を示し、CD3 陽性細
胞が CD20 陽性細胞よりも優勢であった(結果は未掲載)。
CD4 陽性細胞よりも CD8 陽性細胞の方がはるかに多かった。
リンパ球とマクロファージに加えて、好中球浸潤を伴う膨大な核塵が
観察された。
軽度の線維化とリンパ球およびマクロファージのわずかな浸潤が心外
膜で観察され、心膜炎の診断が確認された(結果は未掲載)。
肺の胸膜下領域では、出血性梗塞が観察され、肺動脈の内腔に小さな
フィブリン血栓が見られた。
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