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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (1167 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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近年、SARS-COV-2 の mRNA ワクチンは接種後に甲状腺中毒症を伴
う亜急性甲状腺炎、バセドウ病、無痛性甲状腺炎を誘発することが報
告されている。

症例:17 歳女性。患者は自閉症スペクトラムを有していたが、自己
免疫性甲状腺疾患の既往はなかった。

2021 年 12 月に、1 回目のファイザー製コロナウイルスワクチンを投
与。発熱、食欲不振のため近医にて加療も、改善なく、ワクチン接種
より 15 日後に総合病院に紹介された。FT4 は 7.50ng/dL を超えた。
FT3 は 32.0pg/ml を超えた。TSH は 0.01 mcIU/ml 未満であった。TRAb
は 36.3IU/ml であった。テクネシウムシンチグラフィの接種率は
43.1%と高値であり、甲状腺中毒症のため当院に紹介された。

意識障害、消化器症状も出現し、甲状腺クリーゼの診断にて集中治療
室へ入室となった。抗甲状腺薬、無機ヨウ素、ステロイド投与にてホ
ルモンコントロール施行した。病態安定したため退院となった。問診
から、ワクチン接種の 8 ヵ月前にCOVID−19に感染が確認され
た。

本症例は、COVID−19感染後のワクチン接種により甲状腺クリ
ーゼを発症しているため、甲状腺クリーゼの原因の特定は困難であ
る。しかし、ワクチン接種により産生された中和抗体を引き金に自己
免疫甲状腺疾患が誘発された可能性もある。

本症例は甲状腺クリーゼ発症直後から T 細胞サブセット、免疫チェッ
クポイントの表面マーカーの経時的変化も採取したため、文献的考慮
を交えて報告する。
本報告は製品品質グループを介して連絡不可能な報告者(消費者もし
くはその他の非医療従事者)から入手した自発報告である。プログラ
ム ID:(169431)。報告者は患者である。

薬効欠如;
21328
COVID−19

70 歳の女性患者はCOVID−19免疫のため BNT162b2(コミナテ
ィ)の 1 回目投与(ロット番号:EY5420、有効期限:2022/05/31、単
回量)および 2 回目投与(ロット番号:EY5420、有効期限:
2022/05/31、単回量)を接種した。

関連した病歴と併用薬は報告されなかった。

以下の情報が報告された:

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