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資料1-2-3-1   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (894 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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血小板減少症(入院、医学的に重要)、肺臓炎(入院、医学的に重
要)、いずれも被疑製品投与 1 日後に発現、転帰「回復」、
「Thrombocytopenia and pneumonitis associated with BNT16B2b2
mRNA COVID-19 vaccine/A case report」と記載された。

患者は 7 日間の発熱、咳嗽および進行性の息切れがあり病院を訪れ
た。

病歴は高血圧の診断(アムロジピンとオルメサルタンにて管理され
る)および 30 年前のベーチェット病が含まれた。

患者のベーチェット病は寛解期にあったため、10 年以上治療を受け
ていなかった。

他の薬剤またはサプリメントは服用していなかった。

家族歴により兄弟がベーチェット病で亡くなったことが判明した。

患者は 1 年間に 30 パックの喫煙歴があったが、50 歳で禁煙した。

患者の BMI は 23kg/m2 であった。

BNT16B2b2 mRNA COVID−19ワクチン(ファイザー-BioNTech)
の初回投与を受けた 7 日後、1 週間続く悪寒を発現し、それによりか
かりつけ医を受診した。

病院にて、発熱(摂氏 38 度)およびC−反応性蛋白レベル高値(CRP
158.0mg/L)が認められた。しかし、体温と CRP 濃度は後に低下し、
ワクチンの 2 回目投与は初回の 3 週間後に投与された。

2 回目投与を受けた翌日、発熱(摂氏 37.8 度)を発現し、末梢酸素
飽和度低値(室内気で 85 パーセント)を示した。

検査によって、白血球(18.0×109/L;参照値 3.9 から 9.8×109/L)
と血小板数(569.0 の×109/L;参照値 130 から 369×109/L)の上昇、
および CRP 値(172.0mg/L)と D-ダイマー(3.8 micro gram/mL)の高
値が示された。

コンピューター断層撮影(CT)画像は、右上肺に気管支含気像を伴
う硬化領域、左肺の胸膜近くにスリガラス陰影および縦隔リンパ節の
拡大を示した。

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