資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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2021/08/01、未明に 38.8 度の発熱を発症した。2 時から血圧低下が
あった。ノルアドレナリン投与再開。乏尿(45mL/8H)。
pH: 7.325、pCO2: 66.8 mmHg、pO2: 86.6 mmHg、HCO3-:34.8 mEq/l、
sO2SAT: 96.7、WBC: 4200/uL、Hb: 8.4 g/dL、Plt: 59000/ul、BUN:
71.6 mg/dL、クレアチニン: 1.35 mg/dL、CRP: 4.51 mg/dL、Ddimer: 3.6/uL、eGFR: 29.8 ml/min/1.73m2、PT INR:1.16。
喀痰培養陰性。静脈血液培養陽性で結果は E. coli 及び同定不能な嫌
気性(+)桿菌。
循環不全、末梢循環不全、末梢冷感著明、2 型呼吸不全再燃を認め
た。
胸部 X 線にて肺にスリガラス影があった。CRP 再上昇、感染の併発が
疑われるためメロペネム水和物(1gx3)が追加された。ノルアドレナ
リンを 0.7 ガンマ投与した。収縮期血圧が 60 以下のためバソプレシ
ンを追加投与した。
血管内脱水及び呼吸不全があり Hb 値が 8.4 g/dL のため、赤血球(2
単位)輸血を実施した。
人工呼吸器の設定にて、SIMV を f17 から 20 に変更した。
PCO2: 79 mmHg、PH: 7.224。
血圧が上昇せず、無尿となった。
21:03 に永眠した。
死因は多臓器不全に至る薬剤性間質性肺炎および敗血症性ショックで
あった。
医師等のコメントは以下の通りだった:
事象間質性肺炎とアベマシクリブ間の因果関係は、関連ありと思われ
た。他の疑われた要因は、コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチ
ン投与を含んだ。
ILD が死亡の契機となったことは否めない。Xp で、肺のスリガラス影
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